『マエノ薬局って、どんな会社?』
『薬剤師の年収は、どれくらい?』
『働きやすい会社なのかな?』
転職を考える時には、その会社のことについて、色々なことが気になってくると思いますが、このページでは、そういった方のために、マエノ薬局の就労環境について、まとめています。
現在、マエノ薬局で働いている薬剤師、もしくは、過去に働いていた経験を持つ薬剤師の生の声をもとにまとめていますので、参考にしてください。
また、マエノ薬局の中途採用求人の動向についても、まとめていますので、こちらもあわせて参考にしてください。
目次
マエノ薬局の会社概要
東京都赤羽に本社を置き、保険調剤薬局チェーンを展開する株式会社マエノ薬局。2017年現在、東京都で11店舗、埼玉県で2店舗を営業しています。(従業員数、130名ほどの会社です。)
1936年創業のマエノ薬局は、1970年代から漢方薬を中心としたカウンセリング販売に力を入れており、現在も「健康相談薬局」を企業理念として掲げています。1990年代に入ってからは、介護保険サービス事業にも進出、現在は在宅医療にも積極的です。
薬剤師の慢性的な人材不足は、全国的に問題となっていますが、マエノ薬局においても同様です。マエノ薬局には、現在70名前後の薬剤師が勤務していますが、人材はさらに必要とされています。そのため、新卒だけでなく、中途採用に関しても通年で行っています。
このページでは、マエノ薬局における薬剤師の中途採用事情、及び、年収や就労環境についてまとめていますので、参考にしてください。
マエノ薬局の中途採用事情
マエノ薬局では、公式サイト内において、採用情報ページを開設してあり、そのなかにある薬剤師応募フォームから、エントリーすることが可能です。
http://maeno-yakkyoku.co.jp/recruit/index.html
正社員の場合、週休2日シフト制勤務となります。マエノ薬局の店舗は、定休日が日曜・祝日であるため、日曜日と、その他1日が休みになる形です。ただし、祝日がある週は、祝日をカウントしての週休2日となります。
勤務時間数については、週40時間勤務、もしくは43時間勤務を、各個人が選択する仕組みとなっています。
注意点としては、公式サイト上には、現在薬剤師を募集中の店舗名や、勤務条件・給与条件については、一切掲載されていません。そのため、詳細について知りたい場合には、マエノ薬局に直接、確認するようにしてください。
(エントリーフォームに、質問欄が設けられているので、こちらから問い合わせることが可能です。)
もしくは、中途採用については、マエノ薬局は、薬剤師専門の転職会社を通じて、募集をかけることもしており、転職会社経由の場合、配属先の店舗名や、勤務条件、年収の目安が、事前に公開されるので、転職会社に問い合わせるというのもアリです。
このページの最後に、マエノ薬局の中途採用求人の取扱実績がある転職会社をリストアップしておきますので、興味がある人は、連絡を取ってみてください。
ちなみに、マエノ薬局では漢方の取り扱い・在宅医療に力を入れているため、面接時には、これらの業務に関心があるかどうかを問われることがあります。ここでしっかりと答えられないと、悪い印象を与えかねないので、自分の考えをまとめておくことをオススメします。
また、マエノ薬局では、正社員だけでなく、パート・アルバイトの薬剤師も募集しています。こちらも公式サイト内には、情報が載っていませんが、転職会社経由では募集がかかっているので、短時間勤務を希望する人は、転職会社にコンタクトして、確認してみてください。
薬剤師の年収について
マエノ薬局は、基本給に、各種手当、年2回(7月、12月)のボーナスが支給される給与体系となっています。一般薬剤師の年収の具体例を挙げると、下記の通りとなります。
- 34歳(未経験者 ) 年収400万円
- 29歳 年収550万円
- 32歳 年収600万円
- 40歳 年収600万円
- 35歳 管理薬剤師 年収680万円
- 44歳 店長 年収750万円
諸手当の内容は、薬剤師手当(5万円)、通勤手当(全額)、住宅手当(2万円)などが、主なところとなります。また、借上社宅制度、寮制度があり、家賃9万円分までは、自己負担3万円で、入居することが出来ます。
こういったことを含めると、基本給自体は、決して高いわけではありませんが、トータルで見ると、まずまずの給与水準になっていると言えます。
なお、中途採用者に関しては、薬剤師としての、これまでの実績・経験、及び、前職での年収を考慮して、面接時に月給が提示されることになりますが、交渉次第という側面もあるので、自分が納得出来るまで、会社側と話し合うことをオススメします。
中途半端に妥協すると、後々まで後悔することになるので、要注意です。条件交渉は苦手という人は、転職会社に代行してもらってください。彼らはプロであり、こういった交渉には慣れているので、うまく話を進めてくれます。
必ずしも、100%希望通りになるとは限りませんが、一個人が自分で交渉するよりは、好条件を引き出せる可能性があるので、ぜひサポートを受けてみてください。
マエノ薬局における成長環境について
マエノ薬局は、処方箋調剤だけでなく、漢方や個人在宅・施設調剤に対する取り組みに注力しており、こういった業務を幅広く経験することが出来る職場なので、仕事を通じて、薬剤師としての幅を広げていくことが出来る環境です。
店舗によって、漢方や介護・在宅医療への力の入れ方が違いますが、定期的に配属先を異動させてもらうことによって、経験の偏りを防ぐことが出来ます。
また、マエノ薬局は、社内研修・勉強会を通じての薬剤師のスキルアップに、力を入れています。特に、漢方に関する勉強会は、1か月に1~2回行われており、継続的にスキルをブラッシュアップしていくことが可能です。
この漢方勉強会は、単なる知識だけでなく、カウンセリングも意識した実践的な内容のため、実際に店舗で漢方相談を行う際に、必要なスキルを身に付けられます。また、漢方以外では、医療用医薬品やOTCに関する研修が、定期的に行われています。
ワークライフバランス・女性の働きやすさについて
マエノ薬局では、年間休日が120日と、なかなかの好条件です。祝日は週休2日に含まれますが、年末年始休暇(3日)や、夏季冬季休暇(合計3日)など、特別休暇が設定されているので、年間トータルで考えると、それなりに充実した体制となっています。
(特別休暇に関しては、今後、日数が変わる場合もあるので、気になる人は、面接時に確認しておくことをオススメします。)
一方、有給に関しては、あまり期待出来ません。全く取れないわけではないのですが、余剰人員がない店舗が多いので、調整に難しい面があります。年間で、数日取得出来る程度と考えておいたほうが無難です。
残業の有無については、店舗によって業務量が違うので、一概には言えないのですが、長時間になることはないと考えてください。(全社員の平均残業時間は、1ヶ月当たり30~40時間というところです。)
なお、マエノ薬局では、在宅医療に関連して、一部の店舗において、夜間休日の調剤、及び、臨時薬の手配にも対応しています。こういった店舗に勤務することになった場合、夜間勤務などが発生する可能性もあるので、注意してください。
女性の働きやすさについて
調剤薬局は、女性の多い職場であり、女性が働き続けやすい制度が整っている会社が多いのですが、その点についてはマエノ薬局も同様です。産前産後休暇、育児休暇制度の取得実績も多く、利用後に復帰して、活躍している女性薬剤師も多数存在します。
また、店舗展開が東京23区(北区、世田谷区が中心)と埼玉県南部(浦和、草加市)に集中しているため、全国的な異動などは必要となりません。
マエノ薬局の転職先としての価値
ここまでマエノ薬局の就労環境について、様々な角度からお伝えしてきました。マエノ薬局は、保険調剤と併せて、漢方のカウンセリング販売に力を入れているという特性があるため、こういった業務に関心があるかどうかというのが、働くうえで非常に重要となってきます。
漢方に興味があれば、入社後も定期的に研修で知識を増やし、実際に店舗で健康相談を受けることでスキルアップ出来るので、やりがいを感じる職場となるでしょう。
一方、全く興味がないということであれば、苦痛に感じてしまう部分もあるかもしれないので、避けたほうがいいかもしれません。
いずれにしても、自分の価値観と合う会社なのかどうか、相性を見極めたうえで、転職の判断を下すようにしてください。
最後に、マエノ薬局の中途採用求人の取扱実績がある転職会社をリストアップしておきますが、彼らは社内事情に精通しているので、このあたりの判断に関して、意見を求めるのもアリです。客観的な視点で、アドバイスしてくれます。
また、転職会社は、薬剤師向けの様々な求人を扱っているので、転職先に希望する条件を伝えて、それらの条件に合う別会社の求人を紹介してもらうのもオススメです。もしかしたら、マエノ薬局以上に魅力的な職場が見つかるかもしれないので、是非聞いてみてください。
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