ドラッグストアモリの薬剤師中途採用事情

 

『ドラッグストアモリって、どんな会社?』
『薬剤師の年収は、どれくらい?』
『働きやすい会社なのかな?』

 

転職を考える時には、その会社のことについて、色々なことが気になってくると思いますが、このページでは、そういった方のために、ドラッグストアモリの就労環境について、まとめています。

 

現在、ドラッグストアモリで働いている薬剤師、もしくは、過去に働いていた経験を持つ薬剤師の生の声をもとにまとめていますので、参考にしてください。

 

また、ドラッグストアモリの中途採用求人の動向についても、まとめていますので、こちらもあわせて参考にしてください。

 

目次

ドラッグストアモリの会社概要

福岡県朝倉市に本社を置き、2017年現在、九州・中国・四国地方を中心に、ドラッグストア242店舗を展開するドラッグストアモリ。薬品・化粧品・生活用品を販売する郊外型店舗を中心に、この20年間、売上・店舗数、ともに、右肩上がりに業績を伸ばしています。

 

医薬品に関しては、長年、OTC販売をメインにしてきた会社ですが、近年では敷地内に病院・クリニックを誘致したり、調剤薬局併設型のドラッグストアの数を増やすといった試みを積極的に展開しています。

 

現段階では、処方せん調剤は福岡県、佐賀県における5店舗のみですが、今後、順次対応店舗を増やしていく計画となっています。そのため、ドラッグストアモリでは、薬剤師に対する求人需要が高く、パート・アルバイトも含めて、常時、中途採用の募集をかけています。

 

このページでは、ドラッグストアモリの中途採用求人の傾向、および薬剤師の年収、就労環境についてまとめていますので、参考にしてください。

 

ドラッグストアモリの中途採用事情

ドラッグストアモリへの転職を希望する場合には、公式サイト内の薬剤師採用応募フォームから、エントリーすることが可能です。正社員、パート・アルバイト、どちらも同じ応募フォームから申し込むことになります。
http://www.doramori.co.jp/recruit/

 

しかし、公式サイトでは、現在どの店舗で薬剤師を募集しているのかは、不明であり、詳細な給与条件についても掲載されていません。(満1年勤務となる社員の給与額のモデル例が掲載されている程度です。)

 

ドラッグストアモリは、薬剤師を募集する時に、薬剤師専門の転職エージェントを利用していますが、エージェント経由の場合、店舗単位での募集となるので、事前に配属先店舗について確認することが出来ます。

 

また、勤務条件や給与条件についても、具体的に明示されているので、事前に把握することが出来ます。エージェントからは、人間関係を含めた職場の環境についても、教えてもらえるなど、事前に得られる情報量が多いので、情報源として、うまく活用することをオススメします。

 

このページの最後に、ドラッグストアモリの中途採用求人を扱っている、代表的なエージェントを数社リストアップしておきますので、参考にしてください。

 

なお、ドラッグストアモリでは、店舗業務だけでなく、教育業務を兼務するといった内容の求人も発生しています。具体的には、月1回、社内で開催される医薬品勉強会の講師を担当することになります。また、社内教育体制の構築や教育プログラムの策定といった業務を担うこともあります。

 

また、店舗勤務に関する補足なのですが、調剤業務とOTC業務を兼務することになります。ドラッグストアモリでは、今のところ、調剤業務のみという働き方は存在しないので、注意してください。(全ての薬剤師が、OTC業務を担当することになります。)

 

薬剤師の年収

ドラッグストアモリに勤務する薬剤師の年収ですが、同業他社と比べても、高い水準となっています。具体的な年収例を挙げると、下記の通りとなります。(残業代を含めた年収例です。)

 

  • 中途採用 未経験者1年目 年収500万円
  • 中途採用 経験者2年目 年収700万円

 

ドラッグストアモリでは、基本給に各種手当(資格手当、住宅手当、残業手当、深夜勤務手当、役職手当など)、年2回の賞与から構成される給与体系を採用しています。

 

一般薬剤師の場合、残業代が全額支給となります。残業が必要な店舗ばかりなので、手取り額は高めになるケースが多いです。特に、繁忙店舗に配属されると、年収が700万以上になるケースが珍しくありません。

 

一方、店長に昇進すると、残業代はつかなくなります。基本給はアップしますし、管理職手当も付きますが、残業時間が多い店舗だと、残業代をカバー出来る額ではなく、一般薬剤師より、かえって給与が下がることになります。

 

薬剤師の年収

 

人事評価、昇給について

評価は、地域のブロック長が行います。店舗の清潔さ、キャンペーンの達成率、個人の販売業績、行動評価などを基準に、評価される仕組みとなっています。

 

ただし、ブロック長によって、重視する評価基準が異なるなど、個人の裁量に任されている要素が強いので、担当のブロック長次第と言わざるを得ない一面もあります。昇給は年1回行われ、人にもよりますが、1回2000円程度が目安となります。

 

また、OTC販売に関しては、推奨商品にともなった評価制度が存在しており、その商品の販売実績によって、報奨金を得ることが出来ます。医薬品の販売順位については、社内のパソコンからいつでも知ることが出来るので、ここは公平な制度と言えます。

 

人事評価、昇給

 

ワークライフバランスについて

店舗にもよりますが、ドラッグストアモリでは、薬剤師の数が不足しているため、ワークライフバランスが良いとは、決して言えません。

 

残業は当たり前という店舗が多く、拘束時間も長いので、若いうちは給与が増えることもあり、いいかもしれませんが、家庭を持つと、バランスを取るのが、難しくなってきます。深夜まで営業している店舗が大半であるため、夜間勤務も当たり前となります。(深夜手当は支給されます。)

 

また、調剤併設型店舗に勤務する場合、薬剤師の勤務時間は日中だけとなり、夜間勤務は免除されますが、土曜日が出勤日となったり、半日休日2日という変則的な週休2日制となる店舗も存在します。

 

休日出勤を余儀無くされるケースも多いため、自分の時間、家族との時間を大切にする人にとっては、不満を感じる環境にあると言わざるを得ません。ここが理由で、退職する人もいます。

 

今後、状況が良くなる可能性はありますが、現時点では厳しい面があるので、ドラッグストアモリへの転職を考える時には、就労環境の状況については、念入りに確認しておくことをオススメします。

 

なお、会社側に直接、問い合わせても、それとなく避けられる可能性があるので、転職エージェントに教えてもらったほうが賢明です。

 

ワークライフバランス

 

女性の働きやすさについて

女性が多い会社ということもあり、ドラッグストアモリでは、子育て支援に対する取り組みを強化しています。産前産後休暇、育児休暇、育児短時間勤務といった制度が、一通り整っており、誰でも利用することが可能です。

 

そういった意味では、働きやすい会社と言えますが、ドラッグストアはどこでもそうですが、日用品など、重い商品を扱うことになり、品出しといった体力を使う業務が避けられず、女性にとっては、肉体的に厳しい面があります。

 

また、深夜までのシフトにも、男性社員と同じように入る必要があり、休暇についても、連休が取りにくいため、正社員として働いている人だと、結婚や妊娠を機に辞めるという例が、珍しくありません。(パートに移行する人もいます。)

 

長時間勤務に抵抗がなく、体力に自信があれば、女性でも長く勤めることは可能であり、キャリアアップの機会も開かれているので、薬局長、店長と上を目指すことも十分に可能です。(女性店長が多い会社でもあります。)

 

しかしながら、プライベートを重視する人にとっては、不満を感じやすい環境でもあるので、注意してください。

 

女性の働きやすさ

 

ドラッグストアモリの転職先としての価値

ここまで、ドラッグストアモリの就労環境について、様々な角度からお伝えしてきました。残業代も含めれば、高い年収が見込める会社なので、給与条件を第一に考える人にとっては、働きがいがある会社と言えます。

 

しかしながら、拘束時間の長さや休日出勤の多さは、覚悟しておかなければなりません。(特にOTC薬剤師として働く場合には、この傾向が強くなるので、要注意です。)

 

家族持ちの人に対する福利厚生についても、充実しているとは言えないので、家族がいる人にとっては、それほど魅力がある会社ではないかもしれません。

 

逆にいえば、若くて時間と体力のあるうちに、稼いでおきたいという独身者にとっては、働きやすい会社と言えます。

 

このように、ドラッグストアモリは、相性が大きく分かれる会社なので、自分が転職先に望む要素を満たしている会社なのかどうか、じっくり検討したうえで、転職の判断を下すことをオススメします。

 

また、ドラッグストアモリでは、今後、調剤併設店が増えることが見込まれますが、調剤併設店勤務となると、OTC販売店とは、事情が異なってきます。そのため、先ほども触れたように、自分が勤務を希望する店舗の状況について、転職エージェントに直接確認しておくことをオススメします。

 

なお、エージェントは、様々な薬局、ドラッグストアチェーンの求人を扱っているので、自分が希望する勤務エリアにおいて発生している、他社の求人について教えてもらうのもアリです。

 

様々な求人を比較検討することで、より冷静な判断が出来ますし、ドラッグストアモリ以上に、魅力的な職場を紹介してもらえるかもしれないので、併せて確認してみてください。

 

<ドラッグストアモリの中途採用求人の取り扱い実績が豊富な転職会社>

<薬剤師の転職支援を専門とする転職会社>

 

 


転職を目指す会社が決まった場合、年収などの条件交渉を代行してもらうことも出来ます。年収アップに成功するケースが少なくないので、ぜひこういったサポートも受けてみてください。