『御代の台薬局って、どんな会社?』
『薬剤師の年収は、どれくらい?』
『働きやすい会社なのかな?』
転職を考える時には、その会社のことについて、色々なことが気になってくると思いますが、このページでは、そういった方のために、御代の台薬局の就労環境について、まとめています。
現在、御代の台薬局で働いている薬剤師、もしくは、過去に働いていた経験を持つ薬剤師の生の声をもとにまとめていますので、参考にしてください。
また、御代の台薬局の中途採用求人の動向についても、まとめていますので、こちらもあわせて参考にしてください。
目次
御代の台薬局の会社概要
関東1都6県と、大阪府・三重県において、調剤薬局事業を運営する、昭和26年創業の老舗薬局チェーン、みよの台薬局グループ。その中核となるのが、御代の台薬局です。グループ会社の本木薬局、アイ調剤薬局、三平薬局と併せて、100件近い店舗を展開しています。
高齢化社会を意識して、近年では在宅医療に力を入れている会社であり、個人在宅、施設在宅、ともに全国トップクラスの受付件数を擁しています。
毎年、新規店舗を数件、オープンさせるなど、順調に事業を拡大している会社でもあり、こういった背景から、御代の台薬局では新しい人材を必要としています。そのため、薬剤師に関しても、新卒・中途を問わず、常時募集しています。
このページでは、御代の台薬局における薬剤師の中途採用求人の概要や、薬剤師の年収、就労環境などについてまとめていますので、参考にしてください。
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人材採用は、『みよの台薬局』として、一括して行われていますし、待遇もグループ全体で統一されています。そのため、御代の台薬局を中心に情報をまとめていますが、このページで書かれていることは、本木薬局、アイ調剤薬局を含めたグループ会社全体にあてはまると考えてください。
御代の台薬局の中途採用事情
先ほども触れたように、御代の台薬局では中途採用を常時、行っており、公式サイトの応募フォームからエントリーすることが出来ます。
http://www.miyonodai.co.jp/recruit/job12.html
雇用形態は、正社員・パート・アルバイトの各形態に分かれています。正社員はフルタイム勤務(週40時間)、パートは1日4時間~x5日という勤務形態になります。それぞれで、アシスタント職の募集も行われており、こちらは未経験者でも応募可能です。
逆に言えば、一般職の場合は、正社員・パートにかかわらず、実務経験が必須になるということです。
なお、公式サイト上では、正社員もパートも、具体的な給与が提示されておらず、エントリーした後、交渉のうえ、決定されることになります。御代の台薬局の給与水準は悪くないので、それほど心配はいりませんが、事前に提示されていないことに不安を感じる人もいるかもしれません。
もし、エントリーする前に、具体的な年収を知っておきたいということであれば、薬剤師専門の転職エージェントに相談することをオススメします。中途採用に関しては、エージェントを通じて募集がかかることが多く、その場合、年収などの条件について、事前に確認することが出来ます。
下記のエージェントであれば、御代の台薬局への転職支援実績があるので、今現在、募集中の求人が存在するかどうか、問い合わせてみるのもアリです。
<薬剤師専門の転職エージェント>
<薬剤師の転職支援を専門とする転職会社>
補足)アルバイトに関して
みよの台薬局グループでは、アルバイトも募集しています。一時的な人員不足を埋めるための募集となるため、求人数自体は、かなり少ないですし、日曜・祝日限定勤務になるケースもあるなど、働き方は、かなりイレギュラーです。
ヘルプ的な役割となるため、調剤経験が必須とされるケースが多く、応募のハードルは正社員やパートよりも高かったりします。
御代の台薬局の年収について
先ほども触れましたが、御代の台薬局における薬剤師の年収は、調剤薬局業界のなかでは、やや高めの給与水準となっています。基本給に、各種手当・年2回のボーナス(4.5ヵ月分)が支給されるといった給与体系となっています。具体的な年収例としては、下記の通りとなります。
- 28歳 年収470万円
- 31歳 年収550万円
- 35歳 年収600万円
- 44歳 年収600万円
- 38歳 管理薬剤師 年収700万円
- 41歳 店長 年収700万円
ただし、この数字には注意が必要です。御代の台薬局は、残業が多い会社であり、上記の年収例は、残業代が含まれたものとなります。
残業代については、5分単位で計算され、全額支給されるので、サービス残業の心配はありませんが、勤務時間は長くなるので、他社と比較する時には、その分を割り引いて考える必要があります。(時間単価で見ると、もっと高い求人が見つかる可能性もあります。)
なお、御代の台薬局では、祝日が公休である週2.5日分に含まれているので、他社と比較すると、休日も少なくなります。こういったことも含めると、年収は決して高いものではないという現役社員の声もあります。
昇給、人事評価制度について
入社後3年程度は、基本給以外の手当の部分の伸びがいいので、昇給率はよくなっています。しかし、勤続年数を重ねるごとに、昇給率が徐々に下がってくるので、管理職に昇格しない限り、収入は打ち止めとなります。
人事評価については、社内で明確な基準はなく、売上等の数値よりも、上司の印象によって決定される傾向が強く、曖昧な要素が強くなっています。上司との関係を良好に保ちつつ、適切に実績をアピールすることが、評価を上げるうえで必要不可欠となってきます。
御代の台薬局のワークライフバランスについて
繰り返しになりますが、御代の台薬局は、残業が多い会社です。また、有給についても、ほとんど取ることが出来ない店舗が大半です。薬剤師の人数が足りていない店舗が多いこと、そもそも有給休暇の取得に関して、積極的ではない社風があることが、その背景にあります。
また、みよの台薬局グループは、店舗数が多いうえ、新規店舗を続々オープンさせています。そのため、店舗間の異動が多くなりますが、自宅と勤務地の地理的な考慮はほとんどされず、転勤に伴う引越を余儀なくされることが珍しくありません。
これらの理由から、プライベートを重視したい人にとっては、負担に感じることが多い会社であるとも言えます。一方、残業をたくさんしても構わないので、しっかりと稼ぎたいという人や、忙しくても若いうちに様々な経験を積みたいと考えている人にとっては、魅力的な職場になるでしょう。
なお、休日出勤に関しては、一般薬剤師の場合、ほぼありませんが、管理職になると、月1~2回、発生することが珍しくないようです。
女性の働きやすさについて
調剤薬局は女性の多い業界ですが、御代の台薬局も例外ではありません。そのため、女性にとっては働きやすい環境が整っています。仕事内容・責任負担は同等ですし、昇進に男女差はなく、実際、女性店長も多数存在しています。
また、薬剤師の場合、産休・育休が用意されているので、こういった制度を利用しながら、子育てと仕事を両立させつつ、働くことが可能です。子育てが一段落した後には、本人が希望すれば、フルタイム勤務に復帰することも出来ます。
ただし、正社員になると、残業が日常的になったり、別店舗へ異動させられることもあるため、子供が小さいうちは、正社員ではなく、パートで働くことを選択する人が多くなっています。(パートから正社員への復帰も可能です。)
御代の台薬局の転職先としての価値
御代の台薬局に働く最大のメリットを挙げるとすれば、それは、業界トップクラスの在宅医療分野に従事出来ることです。個人在宅から、高齢者施設などの施設在宅まで、幅広く担当することが出来ます。
在宅医療は、今後伸びることは間違いないので、若いうちから業務にかかわることで、薬剤師としての今後のキャリアにつながる貴重な経験を積むことが出来ます。
その反面、御代の台薬局は、設備投資に力を入れている会社ではないので、電子薬歴など新しい手法を学ぶことが難しいです。そのため、ITを活かした業務に取り組みたいという人にとっては、あまり魅力を感じられない会社かもしれません。
また、御代の台薬局は、今でも社長ワントップ型の家族経営的な会社なので、この雰囲気に馴染めるかどうかというのも、大きな要素となります。
このように、御代の台薬局は際だった特徴を持つ薬局チェーンなので、相性の問題は非常に重要です。自分にとって合う会社なのかどうか、しっかりと見極めるようにしてください。
冒頭で、薬剤師専門の転職エージェントの話をしましたが、彼らはプロなので、転職すべきかどうかという判断についても、適切にアドバイスしてくれます。もし、自分では判断に迷うということであれば、一度相談してみることをオススメします。
(エージェントであれば、他社の情報も押さえているので、複数の求人を紹介してもらい、内容を比較しながら考えるといったことも可能です。)