薬剤師

 

全体的な傾向として、医療というのは、比較的子育てに対する理解がある業界と言えます。ただし、そうはいっても、現場の状況は、その薬局、病院によってマチマチです。

 

このページでは、子育てに対する理解があり、融通が効きやすい職場の特徴をまとめていますので、職場選びの参考にしてください。

 

目次

1:託児所付きの職場

託児所が用意されているということは、それだけ子育て支援に真剣であるということです。こういった会社は、全体の雰囲気として子育てに対する理解がありますし、子供を持つ人が集まってくるので、社員がお互いにサポートする環境が整っています。

 

子供が熱を出してしまったので、休みを取らざるを得ないという時にも、優しくフォローしてもらえるので、子育てとの両立を希望する人にとっては理想的な職場です。

 

ただし、たまに『託児所付き』といっても、名ばかりで体制が整っていないところもあるので、その点は注意してください。面接の時に、実際にみせてもらって確認するようにしてください。

 

2:在宅勤務が主の職場

求人数としては少ないのですが、在宅で働ける仕事もあります。調剤や服薬指導といった業務ではなく、医師や患者からの医薬品に関する問い合わせに対してメールで答えたり、海外の医薬品の最新情報や研究論文の文献を日本語に翻訳するといった業務になります。

 

 

在宅なので、常に子供の側にいることが出来ますし、労働時間や勤務スタイルについても融通が効くので、子育てをしながら取り組むにはやりやすい業務スタイルと言えます。

 

3:夫婦で運営している個人薬局

このあたりから、少しマニアックな話となってきますが、個人薬局を夫婦で経営しているようなところだと、仕事の融通が効きやすいです。子育てに理解があるご夫婦だと、何かと面倒を見てくれて、働いているほうが恐縮するぐらいです。

 

もちろん、ここは本当に個人差があり、変な話ですが、融通が効かないご夫婦の元だと、お互いに嫌な気持ちになります。ここは面接の時に話をすれば、相手がどんな人なのか、すぐに分かるので、必ず確認するようにしましょう。

 

4:卸関係の職場

毒物劇物関係の卸、小規模な医薬品の卸会社、血液センターの管理薬剤師などは融通が効きやすい仕事です。休みも取りやすく、ママ薬剤師にとっては働きやすい環境と言えます。

 

5:老健施設

老人健康施設だと、必要な薬の量について、おおよその目安がつくため、前もって調剤しておくのが基本です。先のスケジュールを把握しやすいので、自分が休みたい時には、事前に余分に作っておくことで対応することも出来ます。

 

常に余裕を持って用意しておけば、急な休みを取ることも問題ないので、全体的にみて融通が効く職場と言えます。

 

子育てに理解のある会社であれば、どこでも大丈夫

 

子育てをしながら働きやすい職場を幾つかピックアップしましたが、やはり最終的には会社の姿勢次第となります。

 

企業として子育てに理解がある職場であれば、社員も子育てに理解がある人、子供を持っている人が集まります。それで全体的にカバー出来る職場環境となります。

 

逆に企業の姿勢として、子育てに対する目が厳しいところだと、社員もそんな人間ばかりになります。こういった職場で子供を育てながら働くのは地獄です。

 

会社次第なので、事前に確認するようにしてください。『ちょっと、ここは・・・』と気乗りがしないようなところには、絶対就職しないようにしてください。入った後で後悔します。