子育てと薬剤師の仕事を両立したい人に、勤務先としてオススメなのが育児短時間勤務制度を積極的に取り入れている会社です。
育児短時間勤務制度というのは、子育て中の親を支援するための制度で、1日の労働時間を減らして勤務することが出来ます。(3歳未満の子供を持つ親が対象です。)
企業には制度の設置が義務づけられているので、理屈ではどの会社で働いても活用することが可能ですが、現実的には差があるのが実情です。
何よりも、いくら制度として認められているからといっても、無条件で利用出来るとは限りません。有給を取るなんてあり得ないという空気の会社があるように、子育てのために短時間勤務を選択することを、快く思わないような雰囲気の会社もあります。
(有給も法律で定められている労働者の権利であり、本来であれば、休むことに何の縛りもないものです。)
短時間勤務で働くには、同僚の協力が必須です。子育てに理解がある職場なのかどうかというのが、非常に重要なので、ここは事前に確認しておきましょう。
転職エージェントを利用するのであれば、子育て支援に力を入れている会社を優先して紹介してもらうようにしましょう。
保育料を補助してくれる会社であれば、間違いなし
企業のなかには、保育園の利用料を一部補助してくれるところもあります。おおむね1/3というのが相場のようです。
もちろん、金銭面で補助を得られるのは有り難いことですが、それ以上に大きいのは、こういった企業は本気で子育て支援に取り組んでいるということです。
見せかけだけで、ここまで行う企業はありません。会社全体として子育てに理解がある証拠ですし、そういった職場であれば、働く人達も快くサポートしてくれるような人達ばかりです。
もちろん、小さな子供がいる人達が多いので、いざという時には頼りになります。大手ドラッグストアや薬局チェーンのなかには、こういった会社もあるので、是非探してみてください。
育児短時間勤務制度は男性も使える
ちなみに、この制度は男性社員でも使えるので、旦那さんに利用してもらって、子育てに協力してもらうというやりかたもあります。
もしかしたら、あなたが薬剤師として長時間働いたほうが、世帯収入は高くなるかもしれません。その場合、あなたが労働時間を増やして、その分、旦那さんに仕事の時間を減らしてもらうという考え方は理に適っています。
昔は、仕事は男がするもの、育児は女がするものという考え方がありましたが、今は男性が子育てに取り組むのは普通になってきています。
男性社員が育児に関わることを積極的に支援している会社も増えてきているので、もし、旦那さんが、そういった子育てに理解のある会社で働いているのであれば、時短制度や育休制度を有り難く利用してもらうことです。
夫婦で協力して子育てを行う
こんな発想で考えれば、色々な選択肢が出てくると思います。ぜひご主人と二人で話し合ってみてください。