県立広島病院における薬剤師の中途採用事情

 

広島県が運営する県立広島病院は、1877年に県立広島医学校の付属病院として、開院しました。

 

21の診療科がある総合病院で、病床数は700床(一般病床650、精神病床50床)、災害時においては、基幹災害医療センターの役割を担うなど、広島県を代表する中核的な医療機関となっています。

 

同時に、がん診療連携拠点病院、エイズ治療拠点病院、総合周産期母子医療センターなどにも指定されており、中国・四国地方における、中心的な存在である医療機関でもあります。

 

広島病院が期待される役割には、大きなものがあるため、責任は重くなり、そこは大変ですが、それだけに、やり甲斐がある職場とも言えます。

 

このページでは、県立広島病院における薬剤師求人の傾向、求人情報の入手方法、および、薬剤師の年収・就労環境などについて、まとめていますので、参考にしてください。

 

県立広島病院における薬剤師の募集状況

県立広島病院が、薬剤師を募集する時には、正規職員、もしくは、非常勤職員のいずれかとなりますが、求人の発生頻度としては、非常勤のほうが多く、正規職員の求人がゼロというケースが少なくないので、その点は注意してください。

 

応募条件に関しては、常勤薬剤師の場合、実務経験が必須となり、最低でも5年以上の経験が要求されることになります。

 

過去の実例では、10年以上、20年以上といった条件が課せられたケースもあるなど、転職のハードルは、かなり高くなると考えてください。

 

一方、非常勤だと、薬剤師免許があれば、経験は問わないのが基本なので、気軽に応募出来ます。

 

そのため、薬剤師としての就労年数が少ない人の場合、正規職員の求人がある時でも、敢えて、非正規を狙うという考え方もアリです。

 

求人情報の入手方法

県立広島病院の公式サイト、及び、広島県のホームページにおいて、求人情報が掲載されており、そちらから、募集要項を確認することが出来ます。
http://www.hph.pref.hiroshima.jp/saiyo/hijo033_yakuzaishi.html
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/66/saiyozyoho.html

 

常勤薬剤師については、毎年、7月~9月に募集がかかることが多いので、この時期を中心に、上記のサイトをチェックするようにしてください。

 

(ただし、必ずしも7月~9月以外の時期に、求人が出ないということではないので、年中を通して、定期的にチェックをかけたほうが無難です。)

 

一方、非常勤薬剤師に関しては、求人が発生する時期に、特定の傾向はなく、ランダムとなるので、こちらも、求人情報を入手するためには、定期的にチェックする必要があります。

 

もし、こういった作業が大変ということであれば、薬剤師の転職支援を専門とする、転職会社に会員登録(求職者登録)をしておくことを、オススメします。

 

一度、登録しておけば、その後は、新しい求人が出た時に、その都度、メールなどで通知してもらえるので、自分で探す手間が省けます。

 

これはかなり便利ですし、求人情報をチェックするのを忘れて、新しい求人に気付かなかったというミスを防ぐことにもつながるので、一石二鳥です。

 

このページの最後に、県立広島病院の求人をカバーしている転職会社をリストアップしておきますが、登録自体は、ネットから簡単に出来るので、確認してみてください。

 

薬剤師の給与体制について

県立広島病院の給与額は、勤続年数によっても異なりますが、正規職員の薬剤師の場合、実務経験5年で、基本給と薬剤師手当を含めて、月収28万円前後というのが、おおまかな目安となります。

 

ちなみに、実務経験というのは、薬剤師としての実働期間となるので、薬局で5年働いていたという人が、広島病院に入った時には、28万円というのが、初任給となります。(具体的な数字は、当人の実績によって、微妙に異なります。)

 

一方、非常勤薬剤師だと、時給1860円からのスタートとなりますが、ここは未経験者向けの数字であって、いわば最低ラインとなるので、経験者であれば、ここから上積みされることになります。

 

なお、薬剤師手当以外の諸手当については、常勤の場合、通勤手当(片道2キロ以上の場合、日額上限1600円の範囲内で、県の規定に基づき支給)、期末・勤勉手当(1年間に基本給4.3ヶ月分)、扶養手当(配偶者1万円、子8000円)、住居手当、時間外手当などがあります。

 

ただし、非常勤の場合、通勤手当のみとなります。このほか、福利厚生として、常勤・非常勤共通で、社会保険が完備されています。

 

中途採用で入社する時の注意点

中途採用の場合、先ほども触れたように、それまでの経験や実績をベースに、給与額が算出されることになりますが、ここは交渉次第でもあるので、広島病院から提示された金額に納得がいかない場合には、自分の希望額を伝えて、話し合うようにしてください。

 

もし、こういった交渉が苦手ということであれば、前述した転職会社に代行してもらうことを、オススメします。彼らは、転職のプロなので、こういった交渉ごとには慣れていますし、うまく話を進めてくれます。

 

素人が無理に行うより、プロに任せたほうが、気が楽ですし、より良い結果に落ちつくことは間違いないので、ぜひ一度相談してみてください。

 

薬剤師の就労環境

県立広島病院の就労環境ですが、月曜から金曜の週5日勤務となります。非常勤の場合、勤務時間は、9時~15時45分となり、このなかで、4週116時間15分となるよう、シフトを調整する形になります。

 

ここに、毎月10時間程度の残業が発生するといった状況です。(常勤の場合、入院患者への対応で、休日に出勤することもあるようです。)

 

休日・休暇は、基本的には、土日祝日が固定休となり、特別休暇として、有休のほか、年末年始休暇(12/29~1/3)、夏期休暇(7月~9月までの3日間)が、用意されています。

 

業務内容については、常勤の場合、調剤、注射調剤、製剤、抗がん剤調整、服薬指導、薬剤情報提供、医薬品管理、チーム医療への参加、治験推進業務、実務研修受け入れなど、様々な業務に対応することになります。

 

非常勤だと、調剤業務と服薬指導を、重点的に担当することになります。現場の仕事がメインになり、研究や会議、委員会などに携わることはないので、その点は、精神的に、楽なようです。

 

なお、非常勤薬剤師は、雇用期間が、あらかじめ定められていますが、契約が更新出来るようになっているので、長期で働くことが可能です。

 

成長環境について

広島病院は、看護師の研修内容が、非常に充実していることで知られていますが、薬剤師に関しては、それほど系統立てた教育プログラムがあるわけではなく、先輩スタッフから、現場で仕事をしながら、必要なことを教えてもらうということになります。

 

ただし、医薬品に関する知識や、基礎的な調剤スキルを学ぶための研修は用意されていますし、認定薬剤師の資格を取得するためのバックアップは、病院側から受けられます。

 

大手の調剤薬局チェーン、ドラッグストアチェーンと比較すると、教育体制の充実度は劣るというのが、正直なところですが、広島病院は、地方を代表する中核病院ということもあり、先進的な医療に関わることになるので、仕事を通して得られる経験というのは、なかなか、ほかの職場ではかなわないものとなります。

 

そういった意味では、県立広島病院で働くことは、薬剤師としての自分を磨くうえで、貴重な機会となるでしょう。

 

女性の働きやすさについて

薬剤師は、男女関係なく、同等な立場で働くことになる職種ですが、それは県立広島病院においても変わりありません。

 

仕事の割り振り、責任分担は、男女で変わりがないですし、昇給・昇進の機会も平等なので、仕事にやり甲斐を求める女性にとっても、十分に納得出来るはずです。

 

また、広島病院では、3歳に満たない子供を療育するための育児休業制度が用意されていますし、院内保育園も完備されているので、子供が小さなうちに、職場に復帰することも可能です。

 

かつ、広島病院では、病児保育室が設置されており、県病院に勤務する職員の子供であれば、小学校3年生まで利用することが出来るようになっています。

 

急な子供の体調不良に対応してくれるので、子供がいる人にとっては、とても助かる環境です。

 

土日祝日が休みとなりますし、残業も殆どないので、家庭と仕事を両立させることが出来る職場と言えます。(非常勤だと、定時が15時45分なので、なおさらです。)

 

県立広島病院の転職としての価値

ここまで、県立広島病院の就労環境についてお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか。非常勤の場合、それほど条件は悪くないうえ、仕事の負担が少ないので、働きやすい職場と言えるでしょう。

 

(小さな子供を持つママ薬剤師にとっては、特に、そう感じるのではと思います。)

 

一方、常勤となると、給与は、調剤薬局のほうが上ですし、福利厚生についても、より好待遇の職場は少なくないので、そこは微妙なところです。

 

ただし、仕事を通して得られる経験というのは、貴重なものとなるので、そこに価値を感じる人にとっては、やはり魅力がある職場と言えます。

 

このあたりは、当人の考え方次第と言えるので、自分の価値観と照らしあわせながら、広島病院の転職先としての価値を、判断するようにしてください。

 

下記に、広島病院の薬剤師求人を扱う転職会社をリストアップしておきますが、彼らは病院の内情を正確に把握しているので、このあたりの判断に迷うことがあれば、相談してみることをオススメします。客観的な視点でアドバイスしてくれるので、参考になるはずです。

 

また、これは、そもそもの話となってしまうのですが、広島病院は、求人自体が少ないので、この病院にこだわると、いつ、転職のチャンスが出てくるか、分からないという要素があります。

 

転職会社であれば、様々な求人案件を保有しており、広島病院以上に魅力を感じる職場を紹介してもらえるかもしれないので、ぜひ、ほかの求人のことについても、話をしてみてください。

 

(自分の希望条件を伝えて、その条件に合う求人だけを、紹介してもらうといったことも出来ます。)

 

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