第一薬品工業株式会社の薬剤師中途採用事情

『第一薬品工業って、どんな会社?』
『薬剤師の年収は、どれくらい?』
『働きやすい会社なのかな?』

 

転職を考える時には、その会社のことについて、色々なことが気になってくると思いますが、このページでは、そういった方のために、第一薬品工業の就労環境について、まとめています。

 

現在、第一薬品工業で働いている薬剤師、もしくは、過去に働いていた経験を持つ薬剤師の生の声をもとにまとめていますので、参考にしてください。

 

また、第一薬品工業の中途採用求人の動向についても、まとめていますので、こちらもあわせて参考にしてください。

 

目次

第一薬品工業の会社概要

富山県に本社を置き、OTC医薬品の研究開発・製造・受託生産を行なう製薬会社、第一薬品工業。元々は、富山の伝統である家庭配置薬の開発・製造を主力事業としていたメーカーですが、近年は、OTC医薬品の開発・受託製造に重点を移しています。

 

年間売上高は40億円前後で推移していますが、近年は業績が悪化しており、2013年(売上高約45億円)から2016(同約38億円)年まで、4期連続の下落となっています。

 

しかしながら、大手製薬会社との共同開発や受託製造を進めるなど、事業改革への施策を次々と打っており、回復への兆しが見えつつあります。

 

そのため、第一薬品工業では技術系社員の採用に積極的であり、研究開発、品質管理、品質保証の現場を中心に、求人が発生しています。

 

第一薬品工業では、新卒採用だけでなく年間を通して、中途採用も行っています。そのなかで、薬剤師資格保有者に対するニーズが高くなっており、経験・スキル次第では、かなりの好待遇が期待出来ます。

 

このページでは、第一薬品工業における、中途採用求人の概要、及び薬剤師の年収、就労環境についてまとめていますので、参考にしてください。

 

第一薬品工業株式会社の中途採用事情

先ほども触れたように、第一薬品工業では、中途採用を常時行っており、公式サイトの採用情報ページ(キャリア採用情報)において、募集要項を確認することが出来ます。
http://www.d1yk.co.jp/corporate/recruit/career/

 

応募する時には、問い合わせフォーム、メール、電話のいずれかで、人事担当に直接連絡を取ることになります。

 

薬剤師の資格保有者が急募されていますが、今までの経歴は不問とされているので、製薬会社での勤務経験がなくても大丈夫です。(調剤経験しかないという薬剤師が、歓迎されています。)

 

ちなみに、一応、薬剤師としての就労経験がなくても応募自体は出来ますが、社会人経験がないと、採用される可能性は低いです。

 

勤務体系としては、土日祝休みの、8時20分~17時20分(休憩60分)8時間勤務が基本となります。

 

休日出勤が殆どなく、有給の取得率が高いことに加えて、年末年始休暇(6日間)、夏季休暇(4日間)が設定されているため、ここ数年は、年間の休日数が120日を上回る実績となっています。

 

補足)転職エージェント活用のススメ

第一薬品工業は、社員数が200名弱の小さな会社なので、中途採用で募集をかける時の採用数は、大半のケースにおいて1~2名となりますし、通年で募集をかけてはいますが、定員が満たされて、一時的に募集が締めきられることもあるので、チャンスは限られたものとなります。

 

タイミングによっては、薬剤師の資格を活かせるポジションにおける求人がゼロということもあるので、そういった時には、第一薬品工業にこだわらず、他社も含めて、広く転職先を探すことをオススメします。

 

なお、その過程では、自分で求人を探すよりも、薬剤師の転職支援を行っている転職会社に、希望条件を伝えて、それらの条件を満たす求人を紹介してもらったほうが速いです。

 

転職会社は、一般的に公開されていない求人案件を保有していることもあり、思ってもみなかったような、魅力的な求人が出てくることもあります。このページの最後に、代表的な転職会社をリストアップしておきますので、ぜひ一度、連絡を取ったうえで、相談してみてください。

 

第一薬品工業における、薬剤師の年収・給与体系について

第一薬品工業の給与体系は、基本給に各種手当、業績に応じた年2回の賞与が支給されるといったものとなります。月給は、未経験者で20万程度となりますが、薬剤師手当を含む各種手当が加算されるので、それらを含めると、25~30万円程度が見込めます。

 

年功序列型となり、勤続年数に応じて、昇給することになりますが、実情としては、入社した年代によって大きな開きがあります。

 

業績の良い時代に入った人は、基本給が高いため、その後の給与の伸びも良いのですが、業績が悪い時に入社した人の場合、基本給の低さが、後々まで、響くことになります。

 

ただし、中途採用で入社する時には、これまでの経験に応じて給与が決定されるという要素もあるため、個人差が大きくなりますし、話し合い次第で、金額が動くので、会社側の提示額に納得がいかないようであれば、満足出来るまで、交渉するようにしてください。

 

入社後は、管理職に昇格しない限り、大幅な昇給が期待出来ないので、中途半端に妥協すると、後々まで後悔するので、要注意です。

 

こういった条件交渉は苦手という人は、転職エージェントに交渉を代行してもらってください。彼らはプロなので、うまく話を進めてくれます。100%、自分の希望通りになるとは限りませんが、交渉ベタな人が自分で行うよりは、よほど良い結果に落ち着きます。

 

交渉ごとのストレスから解放されるというメリットもあるので、最初から任せてしまったほうが賢明です。

 

成長環境について

第一薬品工業では、大企業からの開発・製造を受託することが多いので、医薬品の製造開発における、様々な経験を積むことが出来ます。担当領域が幅広くなるため、ついていくのが大変ではありますが、それだけにスキルアップを図れる環境なので、やり甲斐があります。

 

また、自己啓発支援制度として、担当業務に関する内容であれば、会社負担で、社外講座・セミナーを受講することが出来るなど、座学を通じて、スキル・経験を磨く場にも恵まれています。

 

正直なところ、第一薬品工業は決して、給与を含む待遇面が良い会社ではないのですが、開発者・製造者として、自分を成長させられる職場なので、実力をつけて、他社へ転職するというキャリアパスもあります。

 

製薬会社は、元々、年収水準が高い業界ですし、優秀な人材は奪い合いになっているので、実力次第では、幾らでもキャリアを切り開いていくことが出来ます。そのステップとして、第一薬品工業で働くというのは、十分に合理的な選択肢と言えます。

 

(第一薬品工業ほど、短期間で、様々なことを経験出来る会社というのは、なかなか見つからないので、そういった意味では貴重な存在です。)

 

ワークライフバランスについて

第一薬品工業におけるワークライフバランスですが、良い面と悪い面が共存しているような会社です。繰り返しになりますが、土日祝休みの完全週休2日制で、年間休日が多いため、休みをしっかり確保出来ます。

 

有給についても、取得しやすいですし、早退・遅出として、1時間単位で有給を消化出来るようになっているので、用事があるので、半日だけ休むといったことも可能です。

 

その反面、慢性的な人手不足のため、1人当たりの仕事量は多く、いつも業務は忙しいですし、残業も多いです。(時間外手当は支給されます。) また、プロジェクトの期限間近など、繁忙期には、休日出勤が必要となるケースもあります。

 

第一薬品工業株式会社の転職先としての価値

ここまで、第一薬品工業の就労環境について、様々な角度から、お伝えしてきましたが、ここまで読み進めて頂いた方であれば、お分かりのように、魅力もあれば、欠点(短所)もある会社なので、評価としては、非常に難しい会社です。

 

『転職先として、真剣に検討してみたい』と思う人もいれば、『あまり興味を持てない、別の会社を考えたい』という人もいると思います。

 

会社に何を求めるのか、自分の価値観次第で、第一薬品工業の評価は変わってくるので、自分が要望するものを兼ね備えている会社なのかどうか、冷静に見極めたうえで、転職の判断を下すようにしてください。

 

下記に、第一薬品工業の中途採用求人の取り扱い実績がある転職エージェントをリストアップしておきますが、彼らは社内事情に精通しているので、判断に迷うようであれば、相談してみることをオススメします。客観的な視点から、アドバイスをしてくれるので、参考になります。

 

また、前述しましたが、エージェントは様々な企業の求人情報を保有しているので、他社の求人を紹介してもらうことも出来ます。選択肢が多いに越したことはないので、ぜひ、他社のことについても、聞いてみてください。

 

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