調剤経験なし

 

薬剤師は人手不足なので、調剤経験のない人やブランク明けの人でも、幾らでも雇ってくれるところはあります。

 

ただし、何も考えずに給料や勤務地といった条件だけで選んでしまうと、仕事についていけないなど、後悔することになります。薬剤師というのは医療に関わる責任の重い業務であり、『やっぱり出来ない』では済まされない部分もあります。

 

最初の職場は慎重に選ぶようにしてください。このページでは、未経験者、ブランク明けの人が勤務先を探す時に頭に入れておいたほうがいいことをまとめています。

 

1:一人薬局を避ける

まず絶対に働いてはいけない場所は一人体制の調剤薬局です。この場合、あなた自身が全ての責任を負うことになります。そばで教えてくれる人もいないため、調剤過誤のリスクが高くなります。

 

一度、調剤事故を起こしたら、薬剤師としてのキャリアは終わったも同然です。常時、5~6人いるような大きな薬局であれば、指導を受けながら仕事をすることが出来ます。最初はピッキングのような簡単なことだけしか出来ないかもしれませんが、そうやって少しずつ業務に精通していくことが大切です。

 

尚、一人の場合、医療事務スタッフもいないので、保険のことも理解していなければいけません。いきなり始めるのは、やっぱり大変です。

 

2:まずは調剤業務のないドラッグストアで働く

ドラッグストアで、まずはOTCについて一通り接して慣れた後で、医療用医薬品の勉強を始めるというやりかたもあります。

 

3:研修制度が充実しているところで働く

薬学部の新卒生を積極的に採用している大手の薬局チェーンであれば、研修制度が充実しています。各薬局にもトレーナーがいるので学びながら働くことが出来ます。

 

最初は給料は低くなると思いますが、確実に薬剤師としてキャリアを積むことが出来るので、だんだん収入もついてきます。

 

4:実地研修を受ける

都道府県の薬剤師会、女子薬剤師会では、実技を含めた研修会を開催しています。実費となりますが、こういったところに参加することで、調剤スキルを高めることが出来ます。

 

また、派遣会社のなかには、研修施設を持っているところもあるので、そういったところに登録して、研修を受けてから派遣されるようにするのもオススメです。

 

5:病院の臨時職員として働く

大きめの病院だと、産休や育休で人が足りないのに、調剤薬局に比べて時給が安いため、なかなか応募がありません。慢性的に人手不足なので、臨時職員として雇ってもらえる可能性があります。

 

たいていは簡単な仕事から始めることが出来るので、安心です。もしくは薬科大学がない県も常に薬剤師が足りない状態なので、どこの薬局でもフォローする形で雇ってもらえます。

 

6;個人クリニックの門前薬局を選ぶ

総合病院の門前薬局、駅前や大型商業施設のなかといった利便性の高いところは、患者数も多く激務となるので、調剤経験無しの人がいきなり働くのは大変です。

 

少し不便な場所にある個人クリニックの門前薬局であれば、患者数も少ないですし、扱う薬も限られてくるので、無理なく働くことが出来ます。

 

人気のあるクリニックの門前薬局であれば、処方箋の枚数も増えて、仕事量も安定しているため、勤務している薬剤師の数も多くなります。未経験者でも働きやすい職場です。

 

業務時間は長めにしよう

 

調剤経験のない人、あるいはブランクが長い人の場合、勤務時間が短いと、仕事の習得に時間がかかってしまいます。短時間しか働かない人間だと戦力とみなされず、他の薬剤師さんが丁寧に指導してくれない可能性もあります。

 

自分一人で業務をこなせるようになるまでは、可能な限り、長い時間働くようにしましょう。そのほうが勤務先の選択肢も広がりますし、将来の可能性も大きく違ってきます。