家庭重視で土日勤務は避けたい。でも、ある程度の収入も確保したい。それが本音だと思いますが、心配はありません。土日勤務がある仕事と、給与・時給に殆ど差がないのが実情です。
たしかに土日に働ければ、休日手当といった感じで平日より高くなりますが、土日を休みとすることで収入が相場より抑えられるといったことはありませんので、安心してください。
薬剤師の収入を左右する要素としては次の二つです。
経験の有無 勤務エリアの環境
未経験者よりも経験者のほうが優遇されやすいのは、説明するまでもないと思います。でも、未経験者OKの求人も多いですし、そこで1年働けば経験者とみなされるので、ここも大きな要素にはなりません。
それよりも重要なのが勤務地の環境です。薬局やドラッグストアの数が少なくて求人数が少ないエリアと、人材不足のエリアでは当然、後者のほうが薬剤師の収入は高めになります。
ドラッグストアよりも調剤薬局
あえていえば、土日勤務を避けようと思えば、ドラッグストアよりも調剤薬局を選んだほうがいいです。
基本的にドラッグストアは年中無休の職場なので、仮に採用時には土日休みとなっていたとしても、入社後、他の薬剤師が急病でピンチヒッターを頼まれるといったことが出てくる可能性があります。
最初の話と違うと、簡単に断ることが出来るものでもないので、嫌々引き受けることになりますが、そんなふうにしていくうちに、気がついたら職場のペースに巻き込まれていたなんていうのは、よくある話です。
そうでなくても、土日勤務が普通の職場だと、『あの人はいいよね』と陰口を叩かれるなど、人間関係がストレスになることもあります。
もちろん、全ての職場がこうというわけではありませんが、生身の人間が集まる場所ですから、こういったリスクは常にあります。
それを考えると、土日に営業していない職場のほうが公平でいいわけです。調剤薬局の場合、土曜日は営業しているとしても半日、日曜日は休みなので、こちらのほうが引け目を感じずに働くことが出来ます。
ちょっと嫌な話になってしまいましたが、長く安定して働くためには、こういったことに気をつけておくことをオススメします。
管理薬剤師だと土日休みでも・・・
最後にプチ情報ですが、管理薬剤師であれば、土日休みで年収700万円以上という求人が数多くあります。
土日が休みの総合病院、そういった病院の門前薬局からの求人が主ですが、全国各地でこういった案件があります。
残業なしや在宅業務付きの求人もあるので、労働時間が増えるわけではありません。管理薬剤師として働ける人は、ぜひこういった案件を狙ってください。オススメです!