『サノ・ファーマシーって、どんな会社?』
『薬剤師の年収は、どれくらい?』
『働きやすい会社なのかな?』
転職を考える時には、その会社のことについて、色々なことが気になってくると思いますが、このページでは、そういった方のために、サノ・ファーマシーの就労環境について、まとめています。
現在、サノ・ファーマシーで働いている薬剤師、もしくは、過去に働いていた経験を持つ薬剤師の生の声をもとにまとめていますので、参考にしてください。
また、サノ・ファーマシーの中途採用求人の動向についても、まとめていますので、こちらもあわせて参考にしてください。
目次
サノ・ファーマシーの会社概要
秋田県を中心に、調剤薬局を30店舗以上展開する株式会社サノ・ファーマシー。2000年に、医薬品、農薬、工業薬品の卸売事業を行う株式会社サノから、小売部門が分社独立する形で、誕生した会社です。
サノ・ファーマシーでは、新規店舗を出店したり、既存薬局の営業権を他社から譲り受けることによって、毎年、経営する薬局を数店舗ずつ増やしています。2016年現在、135名の薬剤師が活躍していますが、このような背景から、サノ・ファーマシーでは、薬剤師に対する求人需要が高い状況です。
このページでは、サノ・ファーマシーの中途採用求人の傾向、及び、薬剤師の年収、就労環境などについてまとめていますので、参考にしてください。
サノ・ファーマシーの中途採用求人の傾向
上記でも触れたように、サノ・ファーマシーグループでは薬剤師の中途採用を常時行っています。募集されている雇用形態は、正社員が中心です。
勤務地に関しては、秋田県だけでなく、神奈川県、岩手県、京都府なども、対象となってきます。勤務地域は、入社する時の本人の希望に沿って決まることになりますし、入社後も本人が希望しなければ転居を伴う転勤はありません。
(なお、岩手県、京都府で働く場合、子会社が開設している調剤薬局が勤務先となりますが、給与条件などは、サノ・ファーマシーに準ずることになるので、特に変わりはありません。)
サノ・ファーマシーでは、公式サイト内に薬剤師専門の採用情報ページを設置しているので、そこからエントリーすることが可能です。
http://recruit.sano-ph.co.jp/recruit/
また、薬局見学(所要時間約2時間、タイプの異なる3~4局を見学)を随時行っており、こちらも採用情報ページから応募出来ます。
ただし、公式サイトからエントリーする場合、本社一括採用となるため、具体的な勤務条件(店舗によって異なります)、年収などの詳細について、事前に知ることが出来ません。(どの店舗に勤務するのかも、エントリー時には分かりません。)
一方、サノ・ファーマシーは、中途採用に関しては、自社で告知すると同時に、薬剤師専門の転職会社を通して募集をかけることが多いのですが、その場合、店舗単位での募集となるので、事前に勤務先店舗を確認することが出来ます。
また、募集要項が必ず公開されるので、転職会社経由であれば、勤務条件について、確認することも可能です。そのため、これらの情報を正確に把握しておきたいという人の場合、転職会社に問い合わせることをオススメします。
薬剤師の年収
サノ・ファーマシーにおける薬剤師の給与水準ですが、具体例を挙げると下記の通りとなります。
- 28歳 年収400万円
- 34歳 年収500万円
- 38歳 年収600万円
- 32歳 管理薬剤師 年収650万円
- 41歳 管理薬剤師 年収700万円
- 38歳 店長 年収750万円
基本給に各種手当、年2回の賞与が支給されるといった給与体系となっています。千葉薬品では、年齢や等級によってクラス分けされたグレード制が、採用されており、そのグレードに沿って、基本給が決まる仕組みとなっています。
賞与は、基本給の3~4ヵ月分が支給されるなど、調剤薬局業界における、ほぼ平均的な水準となっています。
福利厚生に関しては、通勤手当全額支給、住宅手当(持ち家・賃貸双方)、家族手当(配偶者・子供・両親など。上限3万円)が設定されているなど、かなり手厚くなっています。また、単身者の住宅が用意されている地域も存在します。
ちなみに、地方勤務者に対しては、地域割増手当(2万円)が支給されることになります。単身者向けの住宅についても、地方のほうが用意されているケースが多いので、独身の場合、あえて、地方勤務を志望することで、給与アップを図ることが可能です。
中途採用で入社する時の注意点
中途採用者の初任給については、年齢やこれまでの経験を考慮したうえで、算出されることになりますが、交渉次第という側面もあるので、自分をうまくPRすることで、他の人よりも、高給与を手にすることも可能です。
そのため、提示額に不満がある場合には、納得がいくまで、会社側と話し合うことをオススメします。中途半端に妥協すると、後々まで後悔することになるので、要注意です。
こういった交渉が苦手という人は、先ほども触れた転職会社に交渉を代行してもらってください。彼らはプロなので、交渉術に長けていますし、サノ・ファーマシーの社内事情も押さえているので、うまく話をしてくれます。
一個人が自分で進めるよりも、うまくいく可能性が高いので、ぜひ相談してみてください。
ワークライフバランスについて
サノ・ファーマシーは、新規店舗を増設しているため、慢性的に薬剤師が人手不足の状況に陥っています。そのため、全体的に、薬剤師の業務量は多く、残業も毎月、一定時間数は発生しています。特に、地方になると、人員不足が顕著なので、この傾向が強くなります。
ただし、スタッフ同士の仲が良く、アットホームな雰囲気の職場なので、忙しいながらも、働きやすいと感じられる環境であるようです。(他の薬局と比較しても、それほど不満があるわけでないという人が多いです。)
なお、ワークライフバランスに関連する注意点としては、サノ・ファーマシーの場合、店舗によって定休日が異なります。
土日・祝日が固定休となる店舗もあれば、土曜は出勤日に含まれる店舗、平日と土曜日に半日ずつ、出勤することになる店舗もあるなど、出勤スケジュールの幅が、かなり広いです。
そのため、気になる人は、自分が勤務することが想定される店舗の勤務形態について、事前に把握しておいたほうが無難です。
女性の働きやすさについて
調剤薬局は、業界的に、女性が多い職場ですが、サノ・ファーマシーでも、その点は変わりません。全従業員の8割、薬剤師では7割が女性です。そのため、サノ・ファーマシーでは、女性の働きやすさを重視しており、環境整備に力を入れています。
産休、育休は問題なく取得出来ますし、周囲のスタッフの理解が厚く、子供を持つ人を受け入れる雰囲気があるので、制度利用後も復帰がしやすいです。
子供が小学校に入学するまでは、1日6~8時間の時短勤務を選択ことも可能であり、実際に多くの女性が利用しています。
また、基本的に転居を伴う転勤の必要がないサノ・ファーマシーですが、本人が希望をすれば、異動は可能です。秋田県以外での開局も増加しているため、配偶者の転勤などで引越が必要となった場合でも、近隣に系列店舗がある場合には、その店舗に移ることが出来ます。
キャリアに関しても、男女差別はありません。女性でもやる気と能力があれば、管理薬剤師に昇格出来ます。店舗数が増加していることから、管理職のポストに余裕があるので、ある程度の実績があれば、管理薬剤師になるのは、それほど難しいことではありません。
サノ・ファーマシーの転職先としての価値
ここまで、サノ・ファーマシーの就労環境について、様々な角度から見てきました。大きな企業ではありませんが、就労環境が良好な会社なので、秋田県など店舗が存在するエリアにおいて、転職先を探している人は、ぜひ候補として検討してみてください。
ただし、注意点としては、勤務スケジュールをはじめとして、店舗ごとに、状況が大きく異なるので、必ず自分が勤務を希望するエリア内にある店舗の就労環境について、確認するようにしてください。
最後に、サノ・ファーマシーの中途採用求人の取扱頻度が高い、転職会社をリストアップしておきます。彼らは、サノ・ファーマシーの社内事情に精通しているので、転職すべきかどうか迷っている人は、一度相談してみてください。客観的な視点でアドバイスしてくれます。
また、転職会社は様々な薬局、ドラッグストアの求人を扱っているので、同一エリア内にある、他社の求人を紹介してもらうのもオススメです。複数の求人を比較検討することで、より冷静な判断を下すことが出来るためです。
もしかしたら、サノ・ファーマシー以上に、魅力的な求人が出てくる可能性もあるので、そういった意味でも、ぜひ、他社の求人についても、問い合わせてみてください。
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