産休,育休

 

産休・育休というのは、法的に認められている制度なので、申請すれば誰でも取得することが出来ます。ただし、これはあくまでも理屈の話です。

 

働き始めてすぐに産休に入るなんてことをすると、周りに快く受け入れてもらうことが出来ず、復帰後、何かと苦労することになります。

 

ここで『受け入れない人間のほうが悪い』というのは正論ですが、正論だけで動かないのが人間です。気持ち良く働くためには、産休・育休を取得することを納得してもらうことが重要です。

 

このページでは、そのために注意すべきことをまとめてお伝えします。

 

最低1年、出来れば3年は働いておく

 

表向きの話としては、社内規定を満たしていれば、1年未満でも産休・育休を取得することが出来ますが、オススメ出来ることではありません。

 

仕事に慣れて本当に戦力としてカウント出来るまでには、入社してから最低1年は必要と言われています。(新卒者や業務未経験者の場合は3年が必要というのが、一般的な意見です。)

 

働き始めてから数ヶ月で妊娠となると、周りの見る目も違ってきます。産休・育休から復帰したときに、働いた期間よりも休んだ期間のほうが長くなってしまいます。これでは周りも良い気分ではないというのが正直なところでしょう。

 

そのため、復帰した後の人間関係が微妙で、働きづらくなり結局辞めざるを得なくなるとか、閑職に回されるといったことも起きかねません。

 

直属の上司の意向を聞いておく

 

産休のタイミングについては、上司に確認するのが一番確実です。お酒の席やランチの時などに、それとなく聞いておくといいです。特に直属の上司が味方になってくれるかどうかというのは、とても大きいです。

 

仕事を完璧にマスターしておく

 

産休・育休を取るとき、周りからの理解を得られるかどうか一番のポイントは、仕事が出来るかどうかということでしょう。

 

仕事が出来る人は、日頃から認められていますし、頼りもされているので、いざ妊娠・出産という時にも暖かく受け入れてもらえます。

 

逆に、仕事が満足に出来ず、周りの足を引っ張っているような人だと、『何様のつもり?』と思われてしまうのが現実です。

 

毎月、ノルマを果たしていて職場のなかでも一目おかれていたので、妊娠を報告した時に、上司も含めて、みんな笑顔で祝福してくれたという話もあります。

 

産休・育休というのは一つの権利ですが、権利を行使するのは、義務を果たしてこそです。一人前に仕事をこなせることが大前提と考えておいてください。

 

これは、復帰した後、いち早く仕事に慣れるという意味でも重要です。まだ、仕事を覚えていないうちに産休に入ってしまうと、復帰した時、全て最初から覚え直しとなってしまい、ますます迷惑がかかってしまいます。

 

尚、自分で自分を評価すると、つい甘めになりがちです。自分がどれだけ仕事が出来るのかというのは、上司に確認するようにしてください。上司から認められるぐらいの仕事ぶりが出てきていれば、まず大丈夫です。

 

人間関係を良好に保っておく

 

日頃から職場の人間関係を良好なものにしておくのも重要です。仕事は自分一人では出来ません。周囲の人間と協力することで初めて成り立つものです。これは、時短制度を利用して働く時も一緒です。

 

その際に重要なことは、周りに対する配慮です。『法律で認められているのだから、利用して当然』といった態度だと、周囲の人の気持ちを逆なですることになります。

 

出産・子育てで休むというのは、極めてまっとうなことではありますが、あなたが休むことで周りに負担がかかるのも事実です。そういったことに配慮出来る人は、結果的に周りからの理解を得ることが出来ます。

 

それに育休から復帰したら、それで終わりというわけではありません。むしろ、子育てをしながらの仕事ということで、復帰後のほうが何かと苦労します。子供の病気などで急に休みを取らざるを得ないなど、より一層、周りの理解と協力が必要です。

 

産休・育休を取るために転職してきたと思われたら最悪です。そんなことがないように、日頃から周りの人達と円満な関係を築いておきましょう。

 

育児休暇・出産手当金・育児休業給付金は会社の規定による

 

産前産後の休暇は労働基準法で規定されているものなので、、必ず取れますが、育児休業については、会社によって取得出来る要件が異なってきます。

 

『雇用から1年以未満の社員からの育児休業の請求は、会社側が却下出来る労使協定を結んでも構わない』という規定もあります。

 

ですから、会社によっては転職して間もない時期に妊娠すると、育児休業の取得を認められないという可能性もあります。事前に確認しておきましょう。