異業種からIT業界へ転職する時、資格を取得しておいたほうが有利だと捉える人は少なくないのですが、これは正解でもあり、間違いでもあります。状況によって答えは全く別物になります。
資格というものについて、どう考えればいいのか、重要なポイントをまとめてみます。
資格はわざわざ取得するものではない
転職の条件として資格が必要な場合、当然、求人広告にはその資格が必須条件として記載されています。もし、既にその資格を取得している場合には、PR材料として使うことが出来ます。
これは当然のことですが、ではその資格を持っていない人は、どうすればいいのでしょうか?
選択肢は次の二つです。
A:その資格を取得する
B:諦める
管理人の答えでは優先すべきなのはBです。その会社は諦めて、今の自分でも入社出来そうな会社を探すことを、まずは心がけることです。
その理由ですが、資格を取得するには時間がかかること。それだけの労力をかけたとしても、採用される可能性は低いからです。
資格が必須条件になっていたとしても、それは条件であり、採用を保証するものではありません。仮に資格を取得したとしても、そこでやっとスタートラインに立ったというだけのことです。
その状態でも、あなたは実務経験ゼロですから、経験豊富なエンジニアが申し込んできたら、その人に負けます。
労力をかけた結果、不採用では泣くに泣けません。さらに、こうやって資格取得に時間をかけることで、あなたはさらに不利な状況に追い込まれることになります。
それは年齢という壁です。
未経験者は20代前半が勝負
IT業界に限った話ではありませんが、どこの業界でも経験が無い人間が採用してもらえるのは、若いうちだけです。一定の年齢を超えると、可能性はゼロになります。
そのラインは年々、低下してきており、経験値が足かせにならないのは20代前半までです。25歳を超えると、だんだん怪しくなってきます。30歳を超えたらアウトです。
こう考えると、時間は貴重な存在です。資格取得に時間をかけていては、かえってマイナスになる可能性があります。どんな仕事でも一度業界に入れば、あとは自分の努力次第で、より良い仕事につけるチャンスが出てきます。
これはある意味、給与をもらいながら勉強していようなものです。とりあえず働く会社で経験を積みながら、本当に働きたい会社を探したほうが、効率的な時間の使い方ができます。
ですから、最初は余計なことは考えず、雇ってもらえる会社に入ったほうが得という話になります。
資格取得を目指しながら、転職活動を展開するのはOK
誤解を防ぐために、補足すると、資格取得のために勉強すること自体は、マイナスにはなりません。スキルアップにつながることは間違いないので、取り組んで損することはありません。
ダメなのは、資格を取ってから転職活動をするという発想です。逆に言えば、仕事を探しながら、並行して勉強するというのはオススメです。こうやって知識を増やすことで、面接の時の受け答えが変わって、企業側に良い印象を与えることが出来るかもしれないですし、転職活動中に資格を取得出来れば、それは一つのPR材料になります。
知識を増やすことは、働き始めた後にも好影響を与えるので、そういった意味でも悪くありません。
でも、何度も繰り返しになりますが、勉強を優先させてしまってはダメです。あくまでも、仕事探しを最優先すること。これが鉄則です。
勉強は会社に入ってからでも出来ます。(場合によっては、会社から対策講座の受講料を補助してもらったり、取得時に報酬金をもらえるかもしれません。)
アシスタントでも下働きでも何でも構いません。とにかく仕事を得ることを重視してください。全てはそれからです。
